浄土真宗本願寺派 教念寺
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仏教コラム
 第87話 法友をつくろう

 お寺に御縁のある方の年齢は様々ですが、六十代以降の方の割合が多いようです。社会人としての第一線を離れてお寺でお聴聞の時間を多く持てることは素晴らしいことです。しかし、時間を持て余して「何もすることがない」と言われる方もいます。年を重ねていくと「健康」「趣味」「経済力」など気になることが出てきます。その中でも「友人」について考えてみましょう。
 先日、ある方が「年をとってから友達をつくることは難しい」と話されていました。皆さんは同性、同世代で職場やサークルが同じ中での友人が多いのではないでしょうか。特に会社中心の現役時代を過ごされた男性の方は友人の病気や逝去に惜別の思いばかりが募ります。
 さて、お寺でお聴聞することは学問的知識を向上させるためではありません。仏法を聞かせていただき、慶ぶことです。
 蓮如上人は、
「四五人の衆、寄り合い談合せよ。必ず、五人は五人ながら、意巧にきく物なり。能く能く(よくよく)談合すべき」の由、仰せられ候う。 「蓮如上人御一代聞書」(一二〇条)
蓮如上人は、聴聞の後に寄り合いをして談合することを勧められました。
 ここで蓮如上人が勧める「談合」とは、人の話を聞き、違う見方・考え方があることを知れということです。
 仏法を中心として集まった者同士は「法友」です。仏法を語りあえる友人ということです。年齢も性別も関係ありません。顔見知りと友人は違います。
 友人とは同じ方向をむいて価値観を共有し、お互いを認めることができる人です。
 どうぞ、お寺に来て友達の輪をひろげてみませんか。