浄土真宗本願寺派 教念寺
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 第11話 チョコレート戦争

 二月十四日、男ばかりの我家では甘い戦いがくりひろげられます。お菓子屋さんの売上げに貢献すべく、チョコレート戦争に誰もがまきこまれていくのです。だってつい先日までの豆売り場が義理チョコ売り場になっちゃうんだもの。

  高校時代に、「彼のために」と手作りチョコを作る友人につきあわされました。友人が一生懸命作ったものの失敗が続き、それを処分しないとならない、と無理矢理食べさせられたせいで(?)、私は一度も手作りチョコを作ったことがありません。今は小学生のうちからお母さんと手作りチョコにはげむ時代です。我家は男ばかりで本当によかった、と胸をなでおろしているわけです。(こんなんだから男ばかり生れたのか?)

  子供たちは、それぞれ何個かずつ私にチョコを恵んでくれて「『お疲れチョコ』にしなね」。本当に、疲れた時やちょっと一息入れたい時に、小さな一粒のチョコレートに大きな幸せをもらうのです。

  長男は、ある女の子からの手作りチョコをチラッと見せてくれただけで、自分だけでどんどん食べてしまって一個もくれませんでしたが、他の義理チョコと思われしものは、「いいよ、好きなだけ」。

  チョコレートをそんなに食べない子が、うまいうまいと言って食べちゃったりして。一年に一度、こういう日があるのもいいのかもなあ。

  甘やかすことはいけないけれど、甘えることはとても大事なことかもしれない、とチョコレートの甘い空気の中で考えました。

  兄弟・親子・友人・恋人・夫婦・・・、各々の関係の中でうまく甘え、甘えさせる関係が成り立っていないと、違うものに、本来寄りかかってはいけないものに、寄りかかってしまうのです。家出をして自分の居場所を見つけたい子、弱い立場の子供や老人に暴力をふるう大人、パートナー以外の人が恋しくなる人、そしてまた、アルコールや薬物に依存したり、過食や拒食など。

  ○○占いに頼りたくなったり、日の良し悪しが気になったりした時は、ちょっと考え直してみましょう。きっと仏さまにちゃんと甘えていない時です。
  甘えていい場所だもんね、まんまん。