浄土真宗本願寺派 教念寺
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 第33話 インフルエンザ上陸

 今春、我家は中学生2名、小学生1名、園児1名となります。上の3人が小学校にゾロゾロ通っていたイメージが強いので、小学生がひとりなんて、となんだか変な感じです。

  末っ子は、お昼寝などしていると、家族中が帰ってくるやいなや、となりにはまりこんで幸せな気分にひたる、という大事なお役目からのがれられずにいます。もう赤ちゃんではないのにね。

  少しずつですが、私もお母さん業がラクになってきました。(とはいえ、こちらはナカナカ卒業までたどりつけませんが)ちょっとでいいから自由になる時間が欲しいなあ、と思ったり。

  さて、そんな折、家族中が順番にインフルエンザで総だおれ、となりました。(集団生活ゆえ、ひとりかかると大変です)また、不思議なことに、今回は体力のある人から始まりました。

  中2の長男は、「体中が重いんだけど・・・」と「だるい」というのを初めて経験しました。

  受診した医院で、腰が痛いというので腰をさすってやりながら、ずいぶんいろいろなことを話しました。半分は雑談で、半分は実のある話。腰をさするのも嫌がるか、と思いましたが嫌がりもせず、ふと、長男としばらくスキンシップをしていないことに気がつきました。

  小さいうちは親の方も子の方もやたらとくっつきたがるのですが、大きくなるとそうそうくっついてばかりもいられません。それでも、その子の年齢に応じたスキンシップが大切なんだなあと痛感しました。

  高校生のお嬢さんを、車で毎朝駅まで送っていく知人がいます。良き父である彼に「過保護なんじゃない?」と言いましたら、「その十分間が大事なんだよ。年頃の娘なんてオヤジと口なんかきかないもん」という答えがかえってきました。身体ばかりでなく、心を通わせるのが本当のスキンシップなんですね。

  インフルエンザ騒動は、子供に手をかけなくなった分、きちんと目をかけなさいよ、ということのようです。

  目を離したら、糸の切れた凧ですから、どこへ飛んでいってしまうかわかりません。親としての責任があるうちは、きちんと糸をつないでおけば、どんなに遠くに離れていっても大丈夫、ということです。

  どんな風が吹くか、までは心配しないでいようと思います。仏さまにおまかせしておくのが一番、じゃないでしょうか。