浄土真宗本願寺派 教念寺
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 第49話 名前を書こう 続編

 まだ三男が入学前の頃、わが家の子供たちがヨーグルトやプリン、温州みかんにいたるまで、名前を書きまくっている、と坊守日記に書きました。

 その頃、まだ赤ちゃんだった末っ子も、ようやくランドセル姿が板につくようになりました。名前書きはいまだ健在です。お兄ちゃんたちに取られないように、必死で名前を書いています。時には、「ママ」などとカモフラージュしても、年季の入ったピラニア軍団には、ほとんど通用しないようです。

 気候がよくなってきたこの頃は、お待ちかねのアイスクリームの登場です。

 実は気になっていることがありました。菓子パンやアイスなど、食べきれるはずのものが、食べかけの状態で冷蔵庫に保存されているのです。でも、いつの間にか、その食べかけは消えているのです。誰がはじめたことなのか?

 なんとこれは、自分のものを後で安心して食べるための「生活の知恵」だったのです。ひとつならずふたつ目撃されることもあり、日に日に進化を遂げているのです。

 「欲張りぎつね」になっちゃうよ、なんて言っても何のその。全く聞いていません。一年間「分け合ってこそ幸せ」と書いてある標語を壁に張っていましたが、何の意味もなかったようです。相変わらず、僕の○○を誰かが食べちゃった、とか、僕に○○を残しておかなかった、とか些細なことでケンカが絶えません。

 思い返せば、自分が子供の頃も、弟たちとおやつの取り合いバトルは毎日のことでした。大人になったら、おやつバトルはやりませんから、一観客として楽しむことにしました。

   食べかけでキープするのは、お行儀が悪くて困りますが、あと何年かのことでしょう。おやつバトルをするときにはしっかりして、それを卒業したら「分け合ってこそ幸せ」がわかるかもしれません。