浄土真宗本願寺派 教念寺
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 第50話 教育法あれこれ

 つい最近のことです。友人が、子供の教育を間違っていたかもしれない、と言うのです。少し、前から、就学前の幼児に、イタリアの医師が考えた教育を取り入れる保護者が増えているらしいのです。元々、知的障害児の教育カリキュラムでしたが、障害のない子にも適しているとなったようです。その教育の大きな柱は、適切な環境で教育することと、教え込むことではなく、子供が自分で伸びようとする力を助けることのようです。きっと、ほとんどのお母さんがやっていることだと思います。確かに、個人でやるには限界があることでも、幼稚園など、集団だからこそできることもあるでしょう。ですが、その友人やお子さん達の輝いている姿を見る以上、友人の子育てが間違っていたはずはない、と思いました。その教育法も、いろいろある中の一つであって、あと何年かしたら、友人の名前から『マコちゃん教育法』というのを、若いお母さんがやりたがるかもしれないよ、と言いました。その友人は、私には真似できないくらい、毎日、子供たちの話しを大変よく聞いてあげているのです。子供達は、お母さんに、話しを聞いてもらうだけで充分なのです。

 数日前、久しぶりにサックスを吹いてみました。時々しか練習しないので、中々上手にならないのですが、下手は下手なりに、楽器の調子の良し悪しがわかるのです。

 何か変だと思ったら、ネジが一本緩んでいました。ネジを締め、ついでに緩んでいそうなネジもいくつか締めました。すると今度は、今まで出ていた音まで出なくなってしまいました。ショックを受けつつ、またネジを緩めてみたり、と、調整にだいぶん時間がかかりました。やっと良い音色なって「わーエライ、エライ、きれいな音だねー」とサックスに向かって言いました。そして、ハッと気付きました。私は、子供達のネジを必要以上に締めたり、緩んでいることに気付かなかったりしているのではないか、と。そしてまた、時々はこうして話しを聞いたり触れ合ったり、ほめてやらなければいけないのだ、と。

 育児や教育法に困った時は、誰に相談するよりも、阿弥陀さんに相談すればいいのでした。