浄土真宗本願寺派 教念寺
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  第107話 猫派?犬派?

 子どもへのプレゼントが、小鳥からゲームソフトになってきたあたりから、なんとなく世の中が変わってきたような気がしますが、子育て卒業や卒業見込みの家族には、大体ワンちゃんかニャンコちゃんが新たに家族に加わります。
 ワンちゃんの可愛さは、なんといってもご主人様に忠実な事と、大きな黒目で見つめる事。
 私はずっと、猫より犬の方が賢いと思っていました。でも、それは違うかな、と最近思っています。
 なぜなら、猫も人間の言葉や仕草をしっかり理解しているのです。ただ、呼ばれたからといっても、行きたくなければ行かないという性質なのですね!
 ただ、そうはいっても、やたら威嚇したり引っ掻いたり隠れたりせず、名前を呼んだら寝てない時以外は寄ってくる、犬的な猫の方が、人間にはもてるみたいです。

 大の犬好き友人が、今一番可愛いのは三男のワンちゃんだと言います。はい。三男君だけ友人が生んだ子どもではありません(笑)
 大きくなった長男君も次男君も、まったく自分の言う事はきかなくて、ワンちゃんだけがイイコだと言っています。
 うちも同じだよ〜、かといって、子育てやり直せないしねぇ、ガハハハハ、と、私も笑ってごまかします。
 そしてふと考えます。いい子、いい親、いい嫁、いい姑、いい上司、いい部下、いい夫、いい先生、いい生徒、いい友達…。
 みんな、『いい』の前に『わたしにとって都合の』と付くのです。
 特に家族は、よそ行きのタキシード姿ではなく、ステテコ姿の集まりです。はっきり言って、私からみたら、私の家族は、私にとって都合のいい家族ではありません。

 本当の意味のいい家族って何だろう?
 子の成長と共に、住まいもバラバラ、協同生活者である者たちの食事時間もバラバラ(笑)
 最近、手を合わせる場所がある有り難さをヒシヒシと感じます。
 帰って来た時、出迎えてくれるのがワンちゃんだけになっても、手を合わせる場所があるかないかは、とても大きな事なんじゃないかな、と、友人と話しました。
 きっと、ただいま、と、手を合わせる『わたし』は、ワンちゃんのように可愛いお顔をしているし、ワンちゃんをハグするように、私もまた、みほとけにハグされてるのよって。
 半分は友人に話しながら、半分は自分に言い聞かせながら。