浄土真宗本願寺派 教念寺
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  第108話 青年のピ〜ンチ!

 ある講座で、今時の大学生の話を聞きました。
 女子の九割が、好きな人からプロポーズされたいと願っているのに、男子の方は、好きな人にプロポーズしたいと思っているのは二割位。残りの男子は、女子からプロポーズして欲しいんだそうです。
 ななななんとな!
 うちに嫁は来ないかも!と、考えた母。
 なんでそこまで傷つく事をおそれるのか、いやいや、その前段階のコミュニケーション不足かもしれません。
 例えば電話。私たちの頃は、携帯電話がなかったので、常識的な時間に電話しないとならず、男子も女子も、まずは電話口に出た「親」という関所を通過しないとならなかったのです。もちろん、それは、年頃になるずっと前から。顔が見えない分、ちゃんと取り次いでくれるか、留守ならせめて、電話があった事を伝えてもらえるか。
 そこでやっと相手と話せても、相手の家族はロバの耳。全員聞き耳を立てていますから、用件のみ伝えて(デートの日時とか)、なんとか二人きりで会おうと努力するわけです。
 私の母など、まだ電話が各家にない時代、どうやってデートにこぎつけたかと訊ねれば、父から電報があったそうです。すごい時代だったね、と、私が驚いたように、私たちの時代の電話事情も、うちの子どもたちが聞けば唖然とする事でしょう。
 ですが、その関所のおかげで、自然とコミュニケーション能力が高められていたのです。
 そんな事を考えながらふと、阿弥陀さまは、なんと、私たちに常に片想い!と思ってしまいました。
 どうか、わたしの声を聞いて、わたしを見て、わたしの名を呼んでと、仰っているのに、悲しいかな、なかなか伝わらないのです。
 いや、待てよ、もしかしたら、本来、しっかり取り次がねばならない、寺のもんが取り次いでいないからだろうか?
 関所になってしまってるのだろうか?寺のもんが、阿弥陀さまの邪魔をしてはなりません。
 どうか、阿弥陀さまの、熱き想いが届きますように!
 私も、お名前をお呼びします。南無阿弥陀仏とお呼びします!