浄土真宗本願寺派 教念寺
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 第1回 阿弥陀さま
 みなさん、こんにちは。ぼく珍念。ここでは、仏教・浄土真宗の基礎の基礎を勉強するよ。

  野球でもサッカーでも、基礎・基本ってのが大事だよね。基本ができてないと、どんなに時間をかけて練習しても、なかなかうまくならない。仏教も同じだよ。基本が分からないと、どんなに聞いてもいよいよ分からなくなっちゃう。って、実はぼくもよく分からないんだよね、仏教。なのでみなさん、ここで一緒に勉強していきましょう。

ご本尊は阿弥陀さま
  さっそく話に入るよ。仏教にいろんな宗派があるのは、みんな知ってるよね。うちは浄土真宗だけど、ほかに浄土宗や日蓮宗、天台宗や真言宗、あと、禅宗ってのもある。それぞれにお寺があって、その本堂の真中には仏さまが安置されているんだ。

  仏さまと一口に言っちゃったけど、各宗派によって、安置されている仏さまは違う。大日如来だったり、釈迦如来だったり。で、浄土真宗の仏さまは、「阿弥陀如来」っていう仏さまなんだ。

  阿弥陀如来は、阿弥陀さま、阿弥陀仏、親さま、のんのんさまなんて、いろんな呼び名で呼ばれているんだよ。この仏さまは、そう、みんなの家のお仏壇にも掛け軸の形でかけられているね。

阿弥陀さまは何歳?

  阿弥陀さまって、今いくつだと思う?人間は、どんなに長生きでも、90歳か100歳か、せいぜい生きても110歳ってところだよね。どんなに健康に注意しても、どんなに頑丈な体を恵まれたとしても、200歳まではとても生きられない。人間の命はその程度。すごく短い。

  でも阿弥陀さまはけた違いだよ。まず、ぼくたちをどうやって救おうかって考えるのに五劫という時間を費やしている。劫っていうのは仏典上の時間の単位さ。縦横高さが4里(16キロ)の石があり、3年に一度天女が降りてきた時に、その石に衣が少し触れる。衣の摩擦で石が擦り減って無くなった時が一劫なんだって。…ちょっと簡単には想像つかないよね。阿弥陀さまは、それくらい長い時間生きてるってわけ。

  ようは、阿弥陀さまは永遠の命をもっているってこと阿弥陀さまの命は尽きることはない。すごいでしょ。この永遠の命ってことを「寿命無量」っていうんだよ。

阿弥陀さまのおしごと

  阿弥陀さまには、実は大事な大事なお仕事があるんだ。ま、仕事といってもお給料があるわけじゃないけど。そのお仕事は、「生きとし生ける者を救いとる」こと。そのために阿弥陀さまはこんな誓いを建てられたよ。

  「私は、わたしの国(浄土)に生まれたいと思って私の名前を呼ぶ人を、必ず私の国に生まれさせます。もしそれができないなら、私は仏の座をおります」ってね。

  「私の名を呼ぶ…」そう、みんなが称える「南無阿弥陀仏」の念仏は、阿弥陀さまのこの誓いからきているものなんだ。阿弥陀仏の名を呼ぶ、それが念仏称えるということ、そしてその念仏の力で、必ず阿弥陀さまの浄土に生まれることができると、こういうわけなんだ。

  この阿弥陀さまのはたらきは、光にたとえられるよ。普通、電気のあかりも太陽の光も、ものがあるとさえぎられちゃうよね。たとえば障子がしまっていれば、もうその中に光は入ってこない。でも阿弥陀さまの光は違うんだ。どんなものが間にあっても、決してさえぎられない。その光があたらない場所はなく、どこにいても、何をしてても、全ての生きとし生きるものは光のうちにあるわけなんだ。この阿弥陀さまの限りないはたらきを、「光明無量」というんだよ。