百日紅(さるすべり)
あぁ、この香りであったのかー!とわかってスッキリ!
半年ほど前、頂いた化粧水を使ってみました。懐かしい花の香りなのですが、何の花かわからずモヤモヤしていました。化粧水の香りの答えは百日紅でした。百日紅の幹のようにスベスベになるように、なんでしょうか⁉︎
我が家には小鳥の落とし物の百日紅がぐんぐん育っています。このままシンボルツリーになるのか、支障をきたすようになるのか只今ビミョーなところです。
子どもの頃、夏のおままごとに重宝した花でした。きっとまだ小さな木だったのでしょう。白い花はご飯に、ピンクや赤は副菜に。たくさん遊んでもらった花でした。おままごとはお母さん役が人気でした。今はどうなのでしょう。私はぼんやりしていた子でしたから、お母さん役になる事は少なかったように思います。
さて、我が子は男子ばかりです。ある日おままごとデビューした小さな頃の長男は、絶対もうやらない、と怒って帰ってきました。聞けばお父さん役だったそうですが、お母さん役の子にお父さんがお仕事行かないと困る、と泣かれてしまったそうです。長男は自分のお父さんしか知りませんから、会社なんか行かないよ、と、そのお宅のお仏壇の前でお経を読んで(字はまだ読めませんでしたが)いて、お友達のお母さんがお腹がよじれる程面白かったと話してくれました。
その話を聞いていた子育て先輩ママの友人がおままごとって家庭の事情が筒抜けだね、親が子どもに評価されてるみたい、ちゃんとお母さんしないといけないなーと苦笑いしていました。その時は子育てに追われていてあまり考えもしませんでしたが、今頃になって、その先輩ママの言葉がズシンと響きます。今はあの頃より更に『家族』が多様化してきています。もしかしたら今の子たちは、おままごとを通して多様化してきた『家族』をも学んでいるのかもしれません。
そういえば、次男のおままごとデビューは犬のポチ役だったそうです。楽しかったよ、と、ニコニコしながら帰ってきましたけれど、2回目以降があったのかなかったのか、あれば何役だったのか、は、聞いていないので不明のままです。