2対6対2の法則

「わぁ、なんて久しぶりなの!」と、何十年ぶりかに再会した人から声をかけられました。軽く挨拶だけしてその場を離れようとしましたら、「お寺の奥さんだったよね、今も?今もお寺の奥さん⁉︎」
捕まっちゃったのよね(笑)
そうか、確かに何十年ぶりか、だったら、ドレッシングみたいにセパレートタイプになってる夫婦もいますから、決しておかしな質問ではないわけです。
「忙しい時にごめんね。なんか、今、凄く懐かしくて。私ね、実はいろいろあってね…」でも、待って、それってこんなところ(某スーパーの駐車場)で話す内容⁉︎私、ちょっとしたピンチ(笑)今流の言い方ならマウント取るタイプの、苦手な人ですし。
2対6対2の法則とやらがあって、人間関係において、好きな人と苦手な人が2割、あとの6割はどちらでもない人なんだそうです。
ちょっと急いでいるから、と言おうとしましたが、何十年分の苦労を3分位にまとめて話せるこの人は、やっぱり頭の回転が速くて仕事ができる人なんだなぁ、と実感…。
ですが彼女が一番聞いてほしい事は、仕事ができなくなる程ひどい人が職場にいた事でした。どうにか今はこうして出かける事ができるまで回復したのだという事を聞いて欲しかったようでした。
そうか、別人かと思うほど優しい口調や顔立ちに変わったのは心を病むほど辛い事があったせいだったのか…。
「私、今までずっとね、随分と言いたい事言って、やりたい事やってきて、周りの人いっぱいいっぱい傷つけてきちゃったんだと思うの。あの頃もしも無自覚のうちにひどいこと言っていたらごめんなさいね」
イヤ、ダイジョウブデス!ワタシ、アナタ 二ガテダッタカラ、カカワラナイヨウニ シテイタカラネ
未だカウンセリングを受けている人には言えませんでしたが、彼女をここまで変えたその『ひどい人』は、もしかしたら彼女に気付きを与えてくれた使者だったのかもしれません。
あー、そうか、彼女もまた、私に気付きを与えてくれた使者だったのです。そう思えた時、私の中の6割の割合の人がまた一人増えたのかもしれませんね。