宗祖親鸞聖人報恩講法要(令和6年11月4日)
11月4日(振)、宗祖親鸞聖人報恩講法要が、午前・午後の二部制で執り行われました。
ここ数日少しずつ秋らしくなってきた中、好天に恵まれての法要となりました。
前日の3日には、婦人会のみなさまがお斎(報恩講の昼食)の準備をしてくださいました。
報恩講午前の部は、午前10時半より讃仏偈をお勤めしました。日頃読み慣れた讃仏偈ですが、今回は律曲(りつきょく)という独特な旋律のおつとめで、普段聞くことのない美しい旋律を味わいました。引き続き、東京都隆照寺住職、本願寺派布教使の小柴隆幸師より、「聖人一流の御勧化のおもむき」の講題にてお話を頂戴しました。親鸞聖人の比叡山の暮らしや、その暮らしを捨てて法然聖人にであわれたエピソードをお話しになり、それを通じて私一人にかけられた阿弥陀様の願いについてお話しくださいました。
午前の部終了後、婦人会特製、手作りのお斎がふるまわれました。前日から煮込んだ味のしみた煮物やお赤飯など、ともにおいしくいただきました。
午後1時より、龍山住職から法話がありました。報恩講を始められた覚如上人が歎異抄を記された唯円大徳に出会われたこと、そこで説かれる善悪に対する親鸞聖人のお言葉についてお話しくださいました。
午後1時30分より、午後の部の法要が勤められました。おつとめは「宗祖讃仰作法(音楽法要)」。龍山住職のほか3名の法中が出勤され、親鸞聖人の残された正信偈・和讃が美しい旋律とともにとなえられました。引き続き参拝門信徒を代表して、教念寺聞信会役員の片岡務氏による代表焼香がありました。皆さまが見守る中、丁寧に焼香してくださいました。
続いて、小柴隆幸師より2席目のご法話をいただきました。お話しは、親鸞聖人のご遺言をもとに、聖人が私にかけている思い、聖人の説かれた還相回向の尊さ、浄土真宗における信心の大切さについてお話しくださいました。また、「聖人一流の御勧化のおもむきは…」で始まる聖人一流章について詳しくお話しくださいました。
最後に、福引抽選会が行われました。さまざまな賞品に、皆さまの笑顔があふれました。今年も多くの方々のおかげで、宗祖親鸞聖人報恩講法要は無事執り行われました。
内陣の荘厳
讃仏偈(律曲)のおつとめ
小柴隆幸先生のご法話
宗祖讃仰作法(音楽法要)のおつとめ
龍山利道住職の法話
片岡務氏による代表焼香
すばらしい賞品が当たりました!!!